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前額除皺術の術式と適応

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「前額除皺術の術式と適応」

第31回日本美容外科学会総会 / 2008年10月 / 東京院 院長 広比利次

目的

美容外科において、非外科的治療の普及には目覚ましいものがあるが、前額部の皺に対しても近年ボツリヌス毒素の注射による治療が主流となった。手軽で効果的な治療法であるが、その持続効果の問題、前頭筋麻痺による一過性の顔貌変化等、必ずしも万能の治療法ではない。演者らは前額部の若返り療法として積極的に外科的治療を行なっており、ボツリヌス毒素注射では得ることのできない良好な結果を得られたため報告する。

対象・方法

冠状切開アプローチを用いることはなく、前額生え際切開アプローチないしは内視鏡下骨膜下リフトの2種類の方法を使い分けている。前額生え際切開の主たる目的は皺の改善である。生え際ギリギリで約12cmのzig-zag切開を行ない、目立つ皺の部位まで皮下剥離を行なう。前頭筋は一部切除しその作用を弱め、皮膚は約2~3cm引き上げ、2層に閉創する。一方、内視鏡下リフトの主たる目的は眉毛下垂の改善である。骨膜下剥離にて眼窩上縁で骨膜を切離し、通常切開部位で2~2.5cm引き上げた状態でチタンスクリューにより2ヶ所固定を行なっている。

結果

術前の診断が重要であり、適応を選択することにより概ね良好な結果が得られた。術後経過は両者に大きな差はなく、約1~2週間で社会復帰できる程度に腫れ、内出血は回復する。
合併症として、両者ともに創部の瘢痕が気になることがある。内視鏡リフトの場合に稀に遷延する頭皮の掻痒感を訴えられることがある。

考察

患者の希望、年齢、性別などの他に皺の部位、眉毛下垂の程度、上眼瞼の皮膚の弛み、眼瞼下垂の有無など詳細な診断に基づき術式を決定する必要がある。皺を目立たなくするという観点からはボツリヌス毒素と同等と思われがちだが、実際には下垂した組織のリフトアップにより若返り効果は全く異なるものである。症例を重ねるごとにさまざまな知見が得られたため、文献的考察を加えここに報告する。

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