上口唇拡大・人中短縮術(lip lift) 施術内容
鼻柱基部を下降させ、かつ鼻の下を短くする施術です。但し、鼻尖は変化しないため、鼻唇角が大きくなります。そのため、術前に横顔のバランスを考慮の上、治療方針を決定します。また、上顎のLe FortⅠ型骨切り術と同時に行なうこともあります。
お勧めの方
・鼻柱基部を下降させ、かつ鼻の下を短くしたい方
・鼻を長く見せたい方
上口唇拡大・人中短縮術
上口唇拡大・人中短縮術は、鼻の下が長い方が適応になります。鼻の下側の皮膚を切除することにより、鼻の下(白唇)の長さを短くするのですが、同時に赤唇を厚くし、鼻柱基部を下降させることになります。この手術のを受けた後は、以下のような変化が得られます。
術後の鼻の形態
正面から見た場合は、鼻柱基部が下降する為、鼻が長く見えます。横顔では、鼻柱基部が下降して、鼻尖部はその位置が変化しないため鼻唇角は大きくなり、アップノーズとなります。術前に正面顔だけではなく、横顔での評価を重視して適応を決定します。
デザインの目安として鼻柱基部と赤唇上縁(cupid bow)との距離を術後14~17㎜になるように皮膚切除量を設定します。
上口唇の外側が幅狭い場合には上口唇切除も追加する必要があります。
余剰皮膚切除後は鼻柱基部を剥離して可動性を持たせ、縫合することにより鼻柱は下降します。
白唇
鼻の下で切除した皮膚の幅だけ白唇は狭くなります。
赤唇
赤唇は上方に引きあがることになり、厚みを増します。
上口唇拡大・人中短縮術の特徴
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施術時間
約45分
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麻酔
静脈麻酔/局所麻酔
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腫れ具合
★★☆☆☆
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ダウンタイム
1週間
抜糸 7日目位 -
副作用(リスク)
腫れ、内出血が長引く、感染、傷痕、色素沈着、異物反応、痛み、しびれ、その他知覚異常、脱毛、組織壊死、視力障害、アレルギーやショック反応などの合併症がおこりえます。
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