「Accent Ultra®(Alma Lasers©)の痩身効果と検討」
第33回日本美容外科学会総会 / 2010年10月 / 東京院 田中真輔
目的
美容医療領域では痩身の関心は非常に高いものであるが、2008年より厚生労働省によるメタボリック検診が義務化されたことで、さらに男女問わず関心が高まったと言える。
低侵襲でダウンタイムやリスクの少なく、かつ効果的方法が求められる。今回Accent Ultra(Alma Lasers社)の使用経験と効果について検討する。
方法
2009年12月~2010年5月までの間、Accent Ultraを172名に施行し、効果と満足度を検討した
結果
ほぼ全例の患者で効果を実感し、満足度は高い結果となった。短期の経過観察ではあるがリバウンドもほぼ認められなかった。
考察
他社製品では主に圧縮波のみの出力であり、この場合は熱が生じ、長時間の施術では脂肪以外の臓器に損傷を与える可能性がある。Accent Ultraは圧縮波と剪断波の2つのモードを出力することにより選択的に脂肪の細胞壁の破壊と細胞の融解を低侵襲で効果的に行うことができる。
さらに効果を高めるため、同社のRFであるTenor®を同日に照射し良好な結果を得た。この機器は低侵襲で効果的な痩身のfirst choiceになり得ると考えられる。